貴金属の特徴
貴金属の特徴
人類が金を発見してから約6000年。以来、貴金属は多くの理由で人々を魅了しています。
希少性
貴金属の価値を最も際立たせているのはその希少性です。1トンの金鉱石から取れる金はわずか5~7グラム、有史以来人類が採掘した金の総量は約19万トン(オリンピックプール3.8杯分)。残された推定埋蔵量は約7万トンにすぎず、残された金の鉱脈は採掘困難な場所に多いとされます。
プラチナは産出国が限られていて供給量も少なく、金と比べてもさらに希少な貴金属です。
そのような背景から、近年では携帯電話や家電製品、電子機器類などの「都市鉱山」と呼ばれる産業廃棄物からのリサイクルに大きな期待が寄せられています。
普遍の価値
希少性に基づく価値の裏づけがあり、世界の至るところで公正な価格で取り引きされている背景から、貴金属には普遍的な価値が認められています。そのため、貴金属は紙幣・債権・株式など、価値が発行体の信用度に大きく影響される「ペーパーマネー」のように、ある日突然その価値をなくしてしまう危険性がありません。
幅広い用途
貴金属は、その光り輝く美しさにより富の象徴として人々に愛され、ジュエリーや財産としての特別な価値を認められてきました。加えて、貴金属は化学的安定性、展延性、熱伝導性などの優れた特性を有しているため、工業用、医療用、歯科用、宝飾用など、様々な分野の部品・材料としても使用されています。貴金属の価値は、こうした幅広い用途によって支えられています。
財産を守る保険
現物資産である金は、株式などとは逆の値動きをすることが多いため、いざという時に財産保全の働きを果たしてくれます。一方で、「金利を生まない」というデメリットもあるため、一般的には資産の10~15%程度を金で保有することが一つの目安になるといわれています。
万が一に備え、財産を守る保険として、ご自身のため、ご家族のため、そして将来のために、資産の一部を金地金で保有されることをお勧めします。
金・プラチナ・銀の比較
主要な貴金属である金・プラチナ・銀の特徴をご紹介します。
金
通貨としての長い歴史から、貴金属の投資先として最も人気があります。
また、宝飾需要や工業需要など多岐に渡る用途が、金の価格の安定性を支えています。
プラチナ
需要の半分以上を工業用途が占めています。
一方で年間供給量が金の1/20と市場規模が小さいうえに産出国が限られていることから、景気動向や産出国の事情が価格に大きく影響します。
銀
値動きは基本的に金に連動すると言われていますが、需要の大半を工業用途が占めているため、景気によって左右される傾向があります。
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石福金属興業株式会社 地金小売店
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