999.9ってどういう意味?―貴金属地金の刻印の意味―
- #貴金属投資の基礎知識
2022年02月25日
石福金属興業の投資用金地金には、必ず「999.9(フォーナイン)」の刻印(こくいん)があります。
「999.9」の刻印は、その金の純度が99.99%であることを示しています。
投資用貴金属地金には、その他様々な意味をもつマークが刻印されています。今回は、この刻印の意味についてご紹介します。
貴金属地金の刻印が発するメッセージとは
投資用貴金属地金には、メーカーの業者マーク、品位、重量が刻印されています。
これらの刻印は、その地金の保証書のような役割をもち、お客様や買い取り業者へ向けたメーカーからの大事なメッセージといえます。
たとえばこの写真の場合、
「この地金は、①石福金属興業が製造した、②99.99%の品位の金地金③500gであることを保証します」
と読み取れます。
投資用貴金属地金には、基本的に、これら3種類が刻印されています。
万が一どれかが欠けていた場合は、偽造品の可能性や品位が足りないおそれがあるとして、買い取りをお断りすることになります。
刻印される品位は、地金の種類によって異なります。
金地金と銀地金の場合、「999.9」=99.99%(フォーナイン)が刻印されます。
プラチナ地金の場合、「999.5」=99.95%(スリーナインファイブ)が刻印されます。
なお、製造された年代やメーカーによっては、金地金であっても、まれに「999.5(99.95%、スリーナインファイブ)」や「999(99.9%スリーナイン)」と刻印されていることがあります。
このような金地金が当社へ売却に持ち込まれた場合、買い取りをお断りしたり、価格を下げてお買い取りしたりすることになります。
信頼あるメーカーの地金かどうか
これらの刻印のうち、業者マークは、買取業者にとって最も重要なポイントです。
一般的に認知されていない業者マークが刻印されている場合、地金に「GOLD 999.9」という刻印があっても、本当にそれが「品位99.99%の金地金」であるかどうか、信頼できないからです。
石福金属興業では、信頼できる地金かどうかの判断基準として、以下いずれかに該当するかを確認しています。
- ロンドン地金市場協会(LBMA)からグッド・デリバリーの認定を受けているメーカーのうち、石福金属興業で買取実績のあるメーカーの地金
- 一般社団法人金地金流通協会に加盟している正会員・賛助会員の地金
どちらにも該当しないメーカーの地金や、何の刻印もない塊の場合、品位99.99%の金地金かどうか判断できないため、買い取りをお断りしています。
“どこでも通用する金地金”を購入する
金地金を購入する際には、お客様自身で信頼できるメーカーや店舗をお調べいただき、“どこでも通用する金地金”を購入されることをおすすめしています。
そして、購入した店舗が買い取りもしているのであれば、その店舗で売却するのが一番安心といえるでしょう。
石福金属興業は、1982年にLBMAからグッド・デリバリーの認定を受けています。
また、一般社団法人金地金流通協会に正会員として加盟しており、その確かな品質から、石福製貴金属地金は、国内外で広く流通しています。
豊富なサイズ展開で、お客様それぞれのご希望やご予算に合う貴金属地金をお取り扱いしております。
石福プラチナ&純金積立でも便利なご購入方法をご用意しております。