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いしふくコラム

【松本英毅氏】ゴールド好きの大統領は、こんなビルをもっています

  • #貴金属投資の基礎知識

2025年06月25日

いしふくコラムでは、読者の皆様への情報提供の一つとして、2025年より貴金属に関する四方山話や相場解説などを専門家に執筆いただきます。 専門家の深い知見に触れ、貴金属への興味・関心を持っていただければ幸いです。

今回は、よそうかい代表 松本英毅氏にコラム「ゴールド好きの大統領は、こんなビルをもっています」を執筆いただきました。

ゴールド好きの大統領は、こんなビルをもっています

執筆日:2025/06/18

トランプ大統領のゴールド好きは有名です

今回はアメリカ合衆国第45代、47代大統領、ドナルド・トランプ氏のお話です。6月14日には首都ワシントンDCで大規模な軍事パレードを行うなど、何かと派手な行動が目立つ大統領ですが、彼のゴールド好きは有名です。2017年に初めて大統領に就任した際には、就任初日にホワイトハウスの執務室のカーテンを、それまでの深紅のものからゴールドに変えてしまったほどです。元々は不動産開発を手掛けていた大統領ですから、出身地であるニューヨークにも、多くの関連施設があり、やはりゴールドを基調とした豪華絢爛な装飾が施されています。今回はそのうちのいくつかをご紹介したいと思います。

トランプ・タワーは、ティファニー本店のすぐ南側にあります

まず思い浮かぶのは、5番街の56丁目、ティファニーの本店のすぐに南側にあるトランプ・タワーでしょう。下層階は商業施設、上層階は高級コンドミニアムとなっており、2019年までは大統領本人も住居を構えていました。今も多くの観光客が訪れますし、ロビーなどは相変わらずの金ぴかなのですが、一昔ほどの華やかさはなくなったような気がします。実はニューヨークは民主党の支持者が圧倒的に多い地域なで、トランプ大統領の人気もそれほど高くはないのです。大統領に立候補するまではそうしたこともなかったのですが、第一期の就任後は何かスキャンダルや問題が出てくるたびにこのビル周辺で抗議デモが行われていたために警備が極めて厳重になり、更には新型コロナの感染拡大の影響もあってテナントの撤退も相次いだといわれています。現在は大統領が居住していないこともあり、厳重な警備も行われていないのですが、商業施設としては大成功という感じではありません。

名義貸しビジネスは、ニューヨークでは成り立たなくなった

このほか、セントラルパークの南西の角、コロンバスサークルには、トランプ・インターナショナル・ホテル・アンド・タワーがあります。こちらは、地球を模したピカピカのオブジェがあることで有名です。ホテルとしては中堅どころだと思いますが、やはり煌びやかな内装は健在です。またダウンタウンのウォール・ストリートにはトランプ・ビルを、ミッドタウンのイースト川沿いには高級コンドミニアム、トランプ・ワールド・タワーも所有しており、こちらには、ニューヨーク・ヤンキーズで活躍した松井秀喜選手やデレク・ジーター選手、ビヨンセやビル・ゲイツ、ハリソン・フォードといったセレブも居住者として名前が挙がっています。

ニューヨークにはかつて、このほかにもトランプ関連の金ピカ施設がいくつかあったのですが、今残っているのはこの4施設だけだと思います。大統領になる前には、彼の知名度の高さから、トランプと銘打って派手な装飾を施せば、人が集まりテナントの入りも良かったので、実際に彼が所有していなくとも、ライセンス料を取って名前だけを貸すといったビジネスを行っていたのです。ところが就任後は政治的な対立もあって、特にニューヨークのようなリベラルな街では、トランプの名を冠していることがビジネスの発展には必ずしもつながらなくなったのです。ライセンスの中途解約などが相次いだこともあって、結局は自身が所有する4つの建物だけが残ったというわけです。元々個性が強く、万人受けするタイプの人ではなかっただけに、当然の結果といえばそうなのかもしれませんね。

トランプ・タワーは、ティファニーのすぐ南側
トランプ・タワー内の豪華な内装
高層の住居階へのエレベーターも、金ピカ
トランプ・インターナショナル・ホテル
トランプ・ホテルの前にある、地球のオブジェ
 
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